この記事では、3年以上「低温調理器」をつかっている私が「低温調理器」のメリット・デメリットについて解説します。
2018年から「低温調理器」を愛用しています!
結論からお伝えすると、個人的には「低温調理器」を購入されることをオススメします。
その理由について、これから詳しく解説していきます。
機械ってよくわからないのよね……
本当につかえるんだろうな?
「低温調理器」の購入を迷っている方のお役にたてれば幸いです。
「低温調理器」を使うメリット
低温調理器のメリットは大きくわけて3つあります
- 高温調理を避けられる
- 料理がラクになる
- 節約できる
健康になるのはもちろん、時短や節約のメリットもあります。
これだけだとわかりづらいので、詳しく解説させていただきます。
「低温調理器」なら高温調理を避けられる
「低温調理器」をつかえば、高温調理を避けられます。
高温調理を避けた方がいい理由は「AGEs」の発生を抑えるためです。
「AGEs」は「終末糖化産物(しゅうまつとうかさんぶつ)」っていう悪いものだよ!
しゅうまつ……とうか……さんぶつ?
なんか悪そうなやつだな?
「AGEs」は「終末糖化産物(しゅうまつとうかさんぶつ)」の略称です。
わかりやすい例だと、お肉の焦げです。
焼肉屋さんでお肉を焼いていると、うっかり焦がしてしまうことってありますよね?
この黒いお焦げが「AGEs」です。
他にも、あなたの身の回りに「AGEs」はいます。
- パンケーキを焼いた時のキツネ色の表面
- プリンの黒いカラメル
- カリカリに焼いたトーストの焦げ目
なんとなくご想像いただけると思いますが、黒い焦げなので当然わたしたちの体に害を与る原因になります。
実際の例として、髪のパサつき・肌の衰えなど「老化現象」があります。
- 肌の弾力が失われる、シミやくすみの原因にもなる
- 髪の毛がパサつき、ハリ艶がなくなる。
- 血管がボロボロになって、いろんな病気になる可能性が高い
「AGEs」が体の中に入ると、なかなか体の外に出ていきません。
あなたの体をジワジワとむしばんで、老化を早める原因になります。
そのため「AGEs」をなるべく体の中に入れないようにすることが大切です。
AGEsをださないようにするには、食材を高温で温めないことが大切です
フライパンであれば、弱火でじっくりと加熱調理するとAGEsをおさえられます
しかし、ときには失敗してしまうこともありますよね?
そこで「低温調理器」の出番です。
「低温調理器」ならAGEsが発生しづらい温度で食材を温めることが可能です
そのため安心して食事を楽しむことができます
「低温調理器」が健康をサポートしてくれます!
「低温調理器」なら料理がラクになる
「低温調理器」を使うと、家事負担から解放されます。
「低温調理器」はお湯の温度で温める家電製品です。

「低温調理器」が自動で温めをしてくれるので、あなたがキッチンに立つ時間を短縮できます。
例えば、お鍋だと火をつかっているので、自宅で見守りが必要です。
しかし「低温調理器」なら、機械に任せておけばいいので自由な時間ができます。
- 洗濯が干せる
- 掃除機をかける
- 買い物に出かける
- お風呂に入る
ほうっておくだけなのでラクチンです!
その他のメリットでは「低温調理器」で洗い物が少なくなります。
例えば、お鍋やフライパンで調理をすると、以下の洗いものがでます。
- お鍋
- フライパン
- おたま
- 菜箸(さいばし)
しかし「低温調理器」なら、洗剤で洗うものはほとんどありません。
レシピにもよりますが、基本的には容器の水を捨てるだけでOKです。
食材を入れた袋からそのまま食べる場合は、お皿を洗うこともありません。
「低温調理器」なら時間が節約できます!
「低温調理器」なら節約ができる
健康には「高タンパク質な食事」が必要です。
あなたは普段、タンパク質をどれくらいとっていますでしょうか?
たとえば18歳以上の女性の場合は、1日50gのタンパク質を摂った方がいいとされています(*)
あなたの皮膚や髪の毛、体のほとんどはタンパク質で作られています
そのためタンパク質が不足すると、老化現象がすすんでしまう原因にもなります。
- 体の大事な要素、筋肉や臓器などをつくってくれる
- 体から心にも必要な、ホルモンなどをつくってくれる
- 生活に欠かせない、エネルギーをつくってくれる
そこで「低温調理器」であれば「高タンパクな料理」が手軽に作れます。
しかも電気代は1時間5~8円程度なので、お財布にもやさしい調理器具です。
毎日コンビニで「サラダチキン」を購入すると、月6,000円以上かかります。
しかし「低温調理器」で「サラダチキン」の作り置きすれば、半分以下の金額で作れます。
はじめの購入費用はかかりますが、毎日の出費は少なく抑えられるわけですね。
「低温調理器」なら節約できます!
「低温調理器」で起こり得るデメリット
つづいて「低温調理器」のデメリットです
「低温調理器」のデメリットは3つあります
- 食中毒の危険がある
- 調理に時間がかかる
- 初期費用がかかる
以下でわかりやすく解説していきます。
「低温調理器」は食中毒の危険がある
「低温調理器」には、食中毒のリスクがあります。
肉や魚にはバイキンがいるので、体の中で悪さをして体調不良の原因になります。
※バイキン=体に害をなす細菌やウイルスとして説明します。
たとえば、鶏肉だと75度で1分加熱するとバイキンがたおせます。
フライパンは高温(100度以上)で焼くので、すぐにバイキンを倒すことが可能です。
しかし「低温調理器」は、低温(100度以下)で食材を温める機械です。

フライパンとは違い、低温で時間をかけないとバイキンがたおせません。
時間や温度を間違えると、バイキンがお腹の中で悪さをして体の調子が悪くなってしまいます。
「フライパン」:高温(100度以上)で調理できる
「低温調理器」:高温(100度以上)で調理できない
正しい「低温調理」レシピでつくると、フワフワで美味しい料理が作れます。
しかし、間違った知識のまま自己流で調理をすると食中毒の原因となります。
低温調理をするときは、必ずレシピの温度と時間を守るのが大切です。
「低温調理器」を正しく使わないと「食中毒のリスク」があります!
「低温調理器」は調理に時間がかかる
食中毒の話にもつながりますが、「低温調理器」は時間がかかります。
食材にもよりますが、30分以上はかかる調理が多いです。
たとえばフライパンだと、鶏肉料理は75度で1分加熱すればOKです。
しかし「低温調理器」だと、最低でも30分は必要になります。
「フライパン」:75度→1分
「低温調理器」:63度→30分
ですが、メリットでもお伝えしたとおり「低温調理器」は放っておくだけで調理できます。
寝る前に「低温調理器」のセットしておけば、朝には料理が出来上がっています。
使い方次第では、逆に時間を増やすこともできます。
「低温調理器」は時間がかかりますが
つかい方次第では、時間を増やすこともできます!
「低温調理器」は初期費用がかかる
「低温調理器」は正直なところはじめるまでのハードルが高い「家電製品」です。
最低でも「低温調理器」・「容器」・「袋」3つの道具が必要です
食中毒の危険もあるため、最低限の衛生知識も必要になります。
- 「低温調理器」
- お湯を入れる容器
- 食材を入れる袋
- 衛生面の基礎知識
しかし「低温調理器」なら健康な生活が手に入ります。
健康は一生ものの価値があり、中でも食事は毎日のことです。
将来の自分や家族に投資する、そう考えて始められると続けやすいかと思います。
「低温調理器」は初期費用がかかりますが、
食事が改善できます!
「低温調理器」はこんな人にオススメ
「低温調理器」のメリット・デメリットのまとめです
それでは、2人ともお願いします!
OK〜♪
まかせろ!
- 健康になる
- 料理がラクになる
- 節約できる
低い温度だと健康になれるんだったね!
ほっとけばいいからラクなんだよな?
- 食中毒の危険がある
- 調理に時間がかかる
- 初期費用がかかる
バイキンさんには注意だったよね!
すぐ食えないんだったよな?
ご紹介させていただいたメリット・デメリットが、あなたの検討材料の1つになれば幸いです。
個人的には「低温調理器」を購入してよかったと思っています。
レシピ本の通りに作れば、ある程度再現性の高いレシピを作ることが可能です。

もちろんレシピ通りに作っても、シェフと同じ味が再現できるわけではありません。
しかしフライパンなどで調理するより、はるかに近い味を再現することができます。
少しでも興味を持たれた方は、ぜひ「低温調理器」をお手にとってみてくださいね。

まずは低温調理を試してみたい!という方は、フライパンでもできる鶏ももステーキの作り方も紹介しています。
いつもよりフワフワ食感の鶏もも肉が食べられると思います。
興味がある方はぜひお試しください。
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オマケ:AGEsってなに?
キャラクターたちのNGシーンです。
【正】
「AGEs」は「終末糖化産物(しゅうまつとうかさんぶつ)」っていう悪い物質だよ!
しゅうまつ……とうか……さんぶつ?
からだにわるいやつってことだろ?
↓
↓
↓
【誤】
「AGEs」は「終末糖化産物(しゅうまつとうかさんぶつ)」っていう悪い物質だよ!
焼売……糖質……体型?
(しゅうまい……とうしつ……たいけい?)
シューマイみたいなデブってことだろ?
そのとおり……いや、ちがう!ちがう!